2016年9月24日土曜日

【海外研修:ギリシャ10】ハニア〜イラクリオンへ移動&クノッソス宮殿跡へ。

海外研修も後半、本日はすっかり大好きになった「ハニア」からクレタ島で一番栄えている「イラクリオン」という街までまでバス移動です。

07:00am 起床。こんなに目覚めの良い日々はいつぶりだろう。いつもは目覚ましで起きてもウダウダしてしまうのに、ここではワクワクして起きてしまいます。

そりゃ朝からこんなに素敵な景色を見ることができるから目覚めも良くなりますよね。

ちょうどこの宿泊先からモスクの裏手が見えるのですが(おそらく毎日)鳩に餌を与えに来る方がいらっしゃいます。その方に合わせ鳩が移動するのですが、動きがとても美しいので撮影したいと思っていたのですが、本日バッチリ撮影することが出来ました。

*昨日の写真でモスクの上に鳩が大量に留まっていましたが、餌を待っているのでしょう。

その前にルーフトップで優雅に朝ごはんです。むしろこれのためにバスを一時間遅らせましたから。

今日もフレッシュオレンジジュースをいただきます。美味しい〜

ギリシャには新婚旅行やリタイアされた方が遺跡巡りなどで訪れる方が多いかと思いますが、「アテネ」でアクロポリスなどを見た後「ミコノス島」や「サントリーニ島」などメジャーな島に行かれるのではないでしょうか。

私も「クレタ島」はそれこそ名前くらいは知っていましたが、今回研修で来ることになって調べるまで何があるのかよく分からない未知の土地でした。

クレタ島自体は、神話も遺跡でも有名ですし、最近では2016年TripAdvisorの人気ビーチで1位になった「Elafonissi Beach」をはじめ、たくさんの美しいビーチがあることでも知られています。

また、はちみつやワイン、オリーブなどでも有名なんだそうです。ご飯もとってもフレッシュで美味しく、宿泊料金も「ミコノス島」「サントリーニ島」などの観光で有名な島に比べると比較的リーズナブルに宿泊できます。

クレタ島、の中でも日本ではまだ「ハニア」という街はそこまで知られていないのではないでしょうか。たった2日間の滞在ではありましたが、この研修の中でも思い出深い場所となりました。

ギリシャ旅行を考えているみなさま、クレタ島とっても素敵ですので、オススメいたします!

中でも私はハニアを推します笑

街のサイズ感と言い、ご飯の美味しさ、価格と言い最高の滞在となりました。


▼ハニアからイラクリオンへバス移動


10:00am 出発30分前にバスターミナルに到着しました。宿泊先からは10分ほどで到着です。いつもは3時間前行動が基本なのですが、本日は飛行機でも、フェリーでもないので落ち着いて移動できます。

電光掲示板に行き先と時刻が出るので、とてもわかりやすいです。時間近くになるとスタッフが「〇〇行きのバスはこちらです〜」と叫ぶので迷うこともなさそう。

ターミナルの中には無料で使えるトイレ(10:00am時点では綺麗でした)、大きくないけどカフェなどがあります。

10:20am バス出発10分前に、スタッフが荷物をバスの荷物入れに入れてくれます。アートがいつも機材系を沢山入れているバックパック(機内持ち込みOKのサイズなのにもかかわらず)も「荷物入れに入れなければいけない」とギリシャ美人のスタッフに言われました。

むしろ貴重品のみで構成されているバッグですから「抱っこしてスペースを取らないようにするから大丈夫」などともちろん必死で抗議しましたが聞き入れてくれず、結局慌ててパソコンなどの絶対やばいやつ以外を抜いて預けました。

10:30am そんなわけで少し焦りましたが、定刻で出発です。
ギリシャは「時間にルーズ」ということを聞いていたので心配していましたが、フェリーもバスも今のところ時間通りスムーズに進んでいます。

海岸線沿いを東に2時間45分のほど進んでいきます。ビーチやホテルがちょこちょこ並んでいます。長めの休暇なんかでこの辺に来れたら良いだろうなあ。ただし車が必須なので私たちは微妙かな〜なんて思いながらうとうと。。

11:40am 途中「レシムノ」という街で止まります。すぐに出発し、最終目的地の「イラクリオン」までまたひたすら走ります。

13:10am なんと予想より15分早く「イラクリオン」到着です。

実にスムーズなジャーニーでございました。

イラクリオンのバスターミナルはこんな感じ。大型バスがいくつも停まっています。

さて、今回「イラクリオン」に来た目的は「クノッソス宮殿跡(Knossos)」「イラクリオン考古学博物館(Archaeological Museum Heraklion)」の2つ。今回の海外研修の中でも一番タイトなスケジュールですので先を急ぎます。

13:25 ホテルに到着。今回は1泊だけなのでバスターミナルにも(明日はフェリーで移動がありますので)フェリー乗り場にも近いホテルを選びました。チェックインまでは少し時間があったのですが、すぐにチェックインすることができました。

▼クレタ島クノッソス遺跡へバスで移動

荷物だけ置いてすぐバスターミナルに戻ります。
先ほどのバスターミナルを出てすぐのところに「クノッソス」行きのバス専用のチケット売り場があります。

10-20分に1本あるようです。片道1.7ユーロ。バスの中でも購入できますが、少しお高めになるようなので(確か2.5ユーロくらい)こちらで往復で購入するのをオススメします。

私が乗り込むバス。普通の町バスのようです。「KNOSSOS」と書かれているので迷いようがないですね。

13:58 出発は14:00だった気がしますが、少し早めに出発しました。

写真はバスのチケット。ドライバーさんにより、このようにダイミックにもぎられますので、「使用前(左)」「使用済み(右)」が一目瞭然 笑。

少し郊外?に出ると作り途中なのかなんなのか分からない構造物が沢山ありました。枠組みだけの建物を見ることも日本ではあまりないので興味津々。

14:23 クノッソスに到着。入口の反対側にはたくさんのお土産やさんがあります。

ここで料金を支払います。次に行く予定の「考古学博物館」のセット券で一人16ユーロです。しかし、アートがお金を意図的なのかただの間違いなのか分からないのですが、お釣りを間違えた金額渡されていました。

いつもはここで諦めるアートですが、金額が結構大きかったこともあり意を決してカウンターに戻ってクレームを。受付のおじさんは、

「ああ、あんたね、はいはい」

みたいな感じであっさり差額分戻してくれたみたい。

おい!

私たちの感覚とは違いますからねぇぇ。
一応、これから行かれる方もお釣り間違えがあるかもしれませんので、ちゃんと確認しましょう。

「クノッソス」では、入り口あたりに(英語、スペイン語、ギリシャ語などの)ガイドさんが何人かいて、8人ほど人数が集まればその場でツアーがスタートします。

イースター島、デルフィのガイドツアーで味をしめた私たちは、ここでもガイドツアーに参加することに。値段も10ユーロでリーズナブルなので、先を急ぐ行程ではありますが人数が集まるまでしばし待ちます。

14:50 20分ほどぼんやり待ってガイドスタートです。8人ほど。

ガイドはギリシャ美人のマリアさん。





「South Portico」と呼ばれる場所。宮殿の入り口にあります。「The Cup Bearer」というフレスコ画を見ることができます。



ここは大きな倉庫だったところ。

「Throne Room」と呼ばれている部屋。洗面器やフレスコ画から宗教的な儀式に使われていたのではないかと言われているそうです。

ぶどうを絞ってワインをつくる道具。

クノッソスは、ミノタウロスの伝説がある遺跡です。迷路のように入り組んだ作りで、ミノタウロスの伝説が生まれたのもうなずけるほど複雑な構造をしています。

下を見ると地下3階くらいかな?建築技術の高さからも、伝説のポセイドンはもしかしてミノス人によって作られたなんていう話もあるとかないとか。


「Queen's Megaron」ドルフィンの壁画があるとても可愛い女王の部屋。部屋の隣にはBathroom(トイレや、お風呂)があることから下水システムも優れていたということが証明されてます。


大きな瓶が沢山あります。ここは倉庫だったそう。

石が積み上げられている。

宮殿の北。ミノアの社会において「牡牛」は特別な意味があったそう。牡牛の壁画が象徴的。

1900-1930年にかけて、イギリス人の考古学者Sir Arthur Evansがこの遺跡の一部を修復しました。しかし、たくさんの人が彼の修復は彼自身の「想像力」が使われすぎていた、つまり事実に基づいた修復というよりは彼が信じたも主観的な修復だった、といって論議の的になっているらしいです。

、、ほう。

16:30 クノッソスから考古学博物館へバスで移動

バスは、先ほど降りたバス停から定期的に出ています。考古学博物館は市内にあるので、そちらまで行きます。


▼考古学博物館(イラクオリオン)

2013年に再オープンした考古学博物館の内装がとってもおしゃれです。ライティングも凝っています。








紀元前1600年に作られた家のモデル。粘土で作られたモデルは3600年以上前に作られたのに今でも新鮮で魅力的。私も粘土で何か作りたくなります。

先ほど訪れたクノッソス宮殿はこのようになっていたようです。


牡牛が沢山います。

もうだれも読めなくなってしまった文字が描かれている円盤。

クノッソスで発掘された壁画も数多く展示されています。このブルーが独特で美しいです。

角が乗っかっています。

これはカブトムシかな。かわい〜



牡牛の頭。左側は修復されています。

The "Snake Goddess"


先ほど訪れたクノッソス宮殿跡の「Throne Room」から出土した瓶など。


↑先ほどの宮殿の北側のエントランスはこのようになっていたようです。







「Queen's Megaron」の壁画。海の表現の仕方がまた素晴らしいです。素人目で近くで見ると、どうやってこのキュートな表情に持って行ったんだろうというほどオリジナル部分が残っていない、気がしてしまいます。


おおきな瓶。大きさを比較するためにアートが前に立っています。

粘土の家、惹かれます。

もちろん彫刻もてんこ盛り。

クレタ島のミノア文明の遺跡の出土品のほとんどがここの考古学博物館に収蔵されているそうです。

アテネの国立考古学博物館よりも若干規模は小さいですが、それでもお腹いっぱい出土品を見ることができます。「クノッソス宮殿跡」を訪れた跡、訪れる前に是非足を運んでみるとよりよく理解できるのではないでしょうか!

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イラクリオン考古学博物館(Archaeological Museum Heraklion)
ADDRESS: Xanthoudidou 1 | Xanthoudidou 1 & Bofor, Heraklion, Crete 712 02, Greece
WEBSITE: http://www.heraklion-crete.org/archaeological-museum/#_=_
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▼イラクリオン街散策

19:00 本日の目的も無事達成できましたので、夕食ついでに街散策に出かけます。

「25Is Avgoustou」というお土産やさんも沢山ある賑やかな通りにやってきました。海の近くには客引きのおじさまがいらっしゃったのですが、本日はちゃちゃっと食べられるあまり面倒臭くなさそうなところで食べたい。。

で、そのまま「25Is Avgoustou」を南に進んで、お客さんが沢山入っているギロピタが食べられるお店に。

場所はこのあたりです。

ギリシャビール「Mythos」でかんぱーい。「Mythos」は汗をたくさんかいた暑い夏の日にぴったりなクセのないさわやかなビールです。

ミックスグリル、ポテト、野菜&ヨーグルトたっぷり。。感動的に美味しいのはトマトとヨーグルトで、肉とポテトは、まあまあでした。

私たちは食へのこだわりはないことはないですが、ほら、イギリスが長いですから食べられれば割とOKです。もちろん美味しいに越したことはないですが。

街の中心地にあるし、雰囲気も悪くない。肉も野菜もをもりもり食べたいぜ!って気分だったので、正解でございました。

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Politia
ADDRESS: near 96 25Is Avgoustou, 712 02 Heraklion, Greece, Heraklion
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お腹も満たされたので、もう少しイラクリオンの街散策です。お土産やさんが沢山あります。ハニアよりもずっと都会な雰囲気。
街自体は私は「ヨーロッパ」という感じで素敵だなあなんて思っていたのですが、アート的には自分の生まれ育った街と似ていて自分が今どこにいるかわからなくなると言っていました。

確かに、お土産やさんなどを除いて繁華街には「H&M」とか「Mango」とかその他にもイギリスにもあるようなお店ばかりですからね、その気持ちもわからなくないなあ。

22時過ぎても人が途絶えることがないイラクリオンの街。家族連れや、地元の若者が沢山いて、確かに「ヨーロッパの地方都市」という感じがしました。実際そうなんだけど。

22:40 ホテルに戻り、さあ、明日はいよいよこの研修の最終目的地である「サントリーニ島」へ移動です。


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