2016年8月31日水曜日

【海外研修:イースター島5】イースター島で撮影三昧

イースター島の8月は冬に当たるので、日の出は8:00am頃と遅めです。日が出ている時はシドニーやサンティアゴよりも暖かく、特に自転車に乗っていると長袖だと少し暑く感じるくらい。

しかし、日の入り後はさすがに寒いです。特にバンガローにはエアコンなどというものはないので、夜は若干ガタガタしながらジャワーを浴びてしっかりパジャマを着込んでいます。パーカー持ってきてよかった。。

私のイースター島でのデフォルトの服は、キャミ/長袖インナー・長袖シャツ・レインジャケット・ショーツ・レギンス・靴下(予備でパーカー的なものを持っていく)てな感じです。結局唯一持ってきたショーツを騙し騙し毎日着用中。

バンガローには洗濯機はないので、下着やシャツなどはシンクウォッシュしています。

朝起床後に撮影した時のもの。光の通り方がとても綺麗で、起き抜けで撮影しました。ちなみにカーテンはこの薄いものだけですが、ほとんど人が通らないので、特に見られても良いかと。

窓からの光景。向こうに見える山?丘の上に馬やら牛やらが見えます。朝日が昇ると気温も上がってきて、私たちのテンションも上がってきます。太陽、また登ってきてくれてありがとう。

このヨーグルト濃厚でとってもおいしい!今よく見てみるとGRIEGOって、ギリシャヨーグルトのことかな? 私たちは日本でもほぼ毎日ヨーグルトを食べているので、ここでも購入しましたが、これは当たりだあ。

バンガローからハンガロアに向かう際「Av. Hotu Matua」という道を右に折れて進むのですが、本日は突然思い立ち左に折れ、「ビナプ | Vinapu 」を目指してみました。空港を右手にひたすら進みます。途中山?丘?になっているのでヒイヒイいいながら進みます。

行ったり来たりして迷っていると現地のツアーガイドさんらしき人が来るまで通りかかって場所を教えてくれました。

「ビナプ | Vinapu 」には倒されてしまったモアイが数体あります。ここでは、団体のツアーにはあまり組み込まれていないようなので、少なくとも午前中はプライベートツアーや個人でまわっているとみられるの数名しか来なかったので、ここでもゆっくりと撮影ができました。

ツアーで行った「アフ・ハンガ・テエ | Ahu Hanga Tee (Afu Vaihu) 」よりも人が少なくもっと近くでゆっくり見れました。倒れたままになっているので痛々しい。また、鳥がとまっていますね。

女性のモアイ。このモアイは頭が2つあったらしい。やっぱり少し赤みがかった石で作られています。

このモアイの近くに書かれていたイラスト。左のイラストがおそらくこのモアイの原型なのだろうと思います。

モアイの頭と、美しく組まれたアフ。ここのアフはどこで見たものよりもきっちと緻密な組まれ方をしていました。ガイドブックによると、この石組み方から南米のティワナクやインカ文明との関連性が指摘されてきたそう。

爆音がなったかと思ったら、空の中から突然飛行機が現われてあっという間に離陸です。今にも追突しそうですが、飛行場はすぐそばにありますので大丈夫。

結局ここで映像を撮ったり、モアイを眺めたりじっくり2時間くらい過ごしました。その後一度バンガローに戻りお昼をとります。カメラを充電したり、メモリを移し替えたりデジタルって面倒臭いですがしょうがない。

そのあとは、お気に入りスポット「アフ・リアタ | Afu Riata」でも撮影です。

昼過ぎなので太陽が昨日よりも強いですが、構図が全く変わっていません笑。

馬が二頭に増えています。


その後、またInformation Centerに立ち寄ります。今日は、3日目に行ったアイランド1日ツアー(https://artxlucky.blogspot.jp/2016/08/3_29.html)で行った、

「アフ・トンガリキ | Afu Tongariki」にやっぱりもう一度行きたい!

この際多少お支払いしても良いからツアーでもタクシーでも、何か行く手立てはないものかと相談に行ってみることにしました。昨日、ダンスショーを予約してくれたお姉さんがいたので、早速相談してみます。

私:アフ・トンガリキに行きたいんだけど、何か方法はないでしょうか
お姉さん:あそこは、日の出が美しいから絶対見た方が良いよ。
私:見たい!日の出が美しいのは知っていますが、運転できないので諦めていたところでした。
お姉さん:そっかー。そこだけに行くツアーはおそらくないから、行くとしたらタクシーか、それか少し勇気を出してその辺の人に相談してみるっていうのも良いかもね。みんなフレンドリーだし。
私:うーん、(さすがに社交性に難ありだし)その勇気はないなあ。。タクシーだとどのくらいかかりますか?
お姉さん:30000ペソ。電話番号教えてあげるね。あ、でもそうか、よければ電話してあげましょうか?
私:(ほんと何度もすみません)ありがとうございます!

で、その親切なお姉さんはタクシー会社にかけてくれたのですが、タクシー会社はIformation Centerになんの連絡もなく50000ペソに値上げをしていたとのことで、起こっていました。

お姉さん:大丈夫。きっとなんとかなるから、明日の昼か夕方頃もう一度ここに来てね。
私:(再び)ありがとうございます!またきます!

ということで、優しすぎるお姉さんにアフ・トンガリキの件を託し、ついでにInformation Center近くに自転車をとめて、村歩き。お土産屋さんを5日目にしてまともに見ました。ざっと見て回ったので、最終日に購入しよう。


17:30過ぎにタハイ遺跡に行きここでも撮影三昧。日の入り後は暗くなるためなるべく早く帰るようにしていましたが、この日は日の入りギリギリまで撮影をします。
モアイ越しの太陽がまた美しい。

タハイ遺跡のモアイは、ハンガロアから歩いて行けるということもあり、いつもたくさんの観光客がいます。犬もたくさんいます。

損傷が激しいですが、個性的なモアイたち。

このモアイは、目が入っています。「ちょっとシンプソンぽい」とA氏。まあ、確かに。

日の入り前の太陽。雲の隙間から射す光が神々しい。写真では少しわかりづらいけど、男性たちがカヌーを漕いでいるのが見えます。速い!

バンガローに戻る前に食材を買って、今夜も山盛りカレーです。イースター島についてから、朝はサンドイッチなんとなく昼は食べたり食べなかったりで2食しか食べない生活が続いています。舗装されていない道もあるので、自転車とはいえかなりタフに体を動かしているので、ご飯の美味しいこと。

イースター島は普段の生活と比べてモノも少ない、娯楽も少ないので必然的に夜も早いです。物価も高めなので、無駄なものを買うこともなく自分たちに何が必要なのかを考え吟味して購入します。

日本で椅子に座って仕事しているときは、お腹が空いていなくてもなんとなくお菓子を食べてしまったり、夜遅くに帰ってきてご飯を食べたり不摂生な生活をしていましたが、ここでは満腹になるまで食べなくても満足できて、毎日自転車で体を動かすことで自分たちの体を少しだけもっとうまくコントロールできているように感じます。

また、モノを作ろうにもモノ自体が手に入らないのであるものでなんとかしようと工夫し、その工夫から創造がスタートする。今までにはない生活はとても刺激的です。

そんな生活もあと2日。目一杯楽しみ切ろうと思います。

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2016年8月30日火曜日

【海外研修:イースター島4】お気に入りモアイスポットとダンスショーの予約について

犬がそこらじゅうにいることと、宿泊先では(ほぼ)蛇口からシャワーを浴びていること以外は、すっかりイースター島での生活がむしろ好きになってしまっている私たち。

昨日はイースター島を1日かけてぐるりまわるツアーに参加してホクホクでした。さあ、本日はイースター島4日目、お昼くらいにゆっくりスタートします。

宿泊先から自転車で10分ほどのところにある「アフ・リアタ | Afu Riata」 。ここは初日に行ったタハイ遺跡(https://artxlucky.blogspot.jp/2016/08/1.html)よりも観光客も犬も少なく(超重要)、ゆっくりできるスポットなのでお勧め。

犬の代わりに飼い馬がのんびり草を食べています。

洞穴(おそらく、戦争などの間に避難してきた人が隠れるための)もあります。

モアイにとまる鳥アゲイン。A氏は、この大きさが少し怖いと言っていましたが、私にとってはここのモアイは一体だけどーんと立っていることもあるのか、鎌倉の大仏を思い出してとってもあたたかい気持ちになりました。お見守りくださりありがとうございます。。

手前にある3つのブロックは、おそらく後から付け加えられたものっぽい。

後ろには港があり、漁師さんらしき人やカヌーや直接海に入ってに乗ってはしゃぐ観光客がいました。

写真ではおさめられなかったのですが、LANの飛行機が低空で飛んできました。そりゃそうだ、飛行場はすぐそばにあるもの。

しばらくのんびりしていると、雲行きが怪しくなってきて雨がパラパラ。近くの木陰でしばし休憩し、少し弱くなってきたところで海岸沿いのApinaという道を通って村の中心に向かいます。

Apina沿いには、眺めも良いポッシュなレストランや宿もありました。バックパッカーに人気のキャンピング ミヒノア(Camping Mihinoa)もここにありました。日本からの良いお値段のツアー客の皆さんはこの辺に宿泊されているのかと予想します。

13時頃、村の中心にあるInformation Centerに向かいます。というのも、昨日のツアーのお昼に宣伝していたラパヌイのダンスショーをやっぱり見てみたい、けど場所がわからない。。というので聞きに行ってみようかと。村自体規模がかなり小さいのですぐに見つかるはずですが、サインがでかでかとあるわけではないので、一度通り過ぎましたがすぐに見つかりました。

Information Centerのお姉さんはとっても親切で、ショーのことを伝えると「もしよかったら電話して予約してあげるよ。いつが良い?」と言ってくださり、ご好意に甘えて、予約していただきました。スペイン語が話せないと予約自体も厳しいので助かりました。

ダンスショーは、村でも幾つかサインが出ているので好きなところから予約をすると良いと思いますが、私たちが予約した「Te Ra'ai」は、送迎が無料なのです。

実際ショーが行われる場所は、村の中心からすこーし離れたところにあるということ、また私たちが宿泊しているところも村の中心から離れているので、夜は少し(主に犬が)怖い。なので送迎無料はかなり魅力的。ということで、2日後の夜に予約していただきました。

料金は一人50,000ペソ。夜ごはん込みですので、かなりお得かと。ドル払いでも可能とのことですが、割高になるそうです。現地発のツアーを記載しているVELTRAにも載っていましたが、やはり直接予約するのが一番安いようです。



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■Te Ra'ai 
Web: http://www.teraai.com/en/
Address: Kaituoe Isla de Pascua Casilla 42
Tel: (056) 0322551460
Email: reservas@teraai.com

料金:50,000ペソ *当日支払い
・「Takona」という伝統的なフェイスペイントwithライブミュージック
・スナックとウェルカムドリンク
・「Umu Pae」という土の中で伝統的な調理を見せてもらえる
・「Umu Pae」をビュッフェ形式で食べる
・ダンス
・送迎無料
・開催曜日:月,水,金
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その後、ブーンと自転車で「イースター島博物館 | Museo Antropologico P. Sebastian Englert」に移動します。私たちは自転車で山をえっちらおっちら登ったり下ったりして向かったたのですが、ハンガロアから歩いて行くと少し距離があるんじゃないのかと思います。タハイ遺跡の近くにあります。

■イースター島博物館 | Museo Antropologico P. Sebastian Englert
Web: http://www.museorapanui.cl
Address: Tahai s/n, Isla de Pascua - Chile.
Tel (56) (32) 2551020
E-mail: mapse@mapse.cl
Tuesday to Friday: 09:30 to 17:30 hours.
Saturday, Sunday and holidays: 9:30 to 12:30 hours
・入場料:無料
・写真撮影:可能(フラッシュはNG)


イースター島博物館を外から見たところ。モアイが一体外に立っています。そして犬も2匹ほどおりました。

エントランスでは、イースター島の特集(BBC)や、ローカル局の特集が流れていました。BBCの特集はやっぱりすごいなあ。このDVDほしい。博物館のショップにあたったら、という薄い期待がありましたが、そもそもミュージアムショップ的なものはここにはありませんでした。

ちなみにここで、あれ、これってもしかしてInformation Centerのお姉さんでは、、という人がいたのですがまさかね。。

たくさんのパネル展示があります。パネルは英語とスペイン語だけですが、受付で頼むと日本語訳を貸していただけます。とてもInformativeなのでモアイに興味がある方にはお勧めいたします。モアイにとっても興味のある方は、博物館を出て階段を上がった上にあるライブラリーにコピー機があるので、コピーすることも可能です。

研修に出るまでに主にネットでリサーチをしていましたが、日本語ではあまりたくさんの情報を得ることができませんしたので、ここでの情報はとても貴重です。

島全体で10体しか見つかっていないという大変珍しい女性のモアイ。そのうち4体は昨日行ったラノ・ララクで見つかっています。女性のモアイは、少し赤みがかった石で作られているようです。

1956年にノルウェー人考古学者がアナケナでこのモアイを見つけて、「Kon-Tiki Museum」に展示するために持ち帰った。約30年後の1988年、Kon-Tiki Museumのメンバーがアナケナにて調査をした際、頭を見つけた。ラパヌイ(イースター島)のコミッティーはノルウェーの調査隊長にこのモアイを戻してほしいと要請したところ、要請が通り、今イースター島博物館で見れるようです。

モアイを中心とした建築物についての説明です。昨日のガイドで聞き逃してしまった箇所をもう一度確認できるし、イラストがあってわかりやすい。


1978年にアフナウナウでみつかった「モアイの眼」。モアイ倒しで眼は全て壊されて見つかっていなかったため、これが発見された時は、みんな「え!」だったようです。白目は珊瑚礁、黒目は赤い凝灰岩だそうです。

ゆっくり特集を見たり、記録したりして16:30頃に博物館を出ました。博物館よりさらに北上すると、景色はよいのですが道が舗装されていなくこれ以上いけないというところで引き返し、村の中心で水・クッキー(甘いもの初めて買った)・Mahinaというイースター島の地ビールを購入し帰宅。

あれだけ恐怖を覚えていた宿泊先のバンガローも、4日目ともなるとほっと落ち着く居住場所になってきました。

ただし、日が落ちると犬が一斉に吠え出すのでそれは慣れませんが。

だって、この庭が集会所になって5,6匹たむろしてるんだもん。目の前に見える心地よさそうなテーブルも結局使用出来ず。

18:00には本日の夕食クッキングスタート。サンティアゴから持ってきたツナパスタと野菜スープ(わかめたっぷり)、赤ワインで乾杯。

その後不満の残るシャワーで1日の疲れを流します。こんなちょろちょろでも浴び終わると「ふ〜」っとなるのが不思議。

イースター島の生活にも慣れてきたので、この日は、帰宅後撮影をしてみました。だって、この研修後展示が控えていますし、、徐々に試しながら進めていければなと。また充実の1日でした。


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2016年8月29日月曜日

【海外研修:イースター島3】ツアーで充実のモアイ像巡り

あれだけ恐怖を感じていた宿泊先のバンガローもイースターを自転車で駆け巡ったり、料理を作ることでどんどん居心地が良くなってきました。そんなイースター島3日目の本日は、イースター島の主なモアイ像をめぐる1日のツアーです。

イースター島モアイ像巡りアイランド1日ツアーについて
イースター島に来られる方のほとんどは、自動車をレンタルして島を回る方が多いと思いますが、私たちは車が運転できないので、交通手段は徒歩・自転車・ツアーに参加する・タクシーに限られます。

私たちは、日本からVELTRAという現地発着のツアーを掲載しているウェブサイトで予約しました

前日にツアー会社の方が持ってきてくれた確認書によると9:15amのピックアップになりますよとの記載でしたが、当日は少し心配になるくらい遅れた9:40am頃迎えにいらっしゃっていました。

メンバーは確か11名ほど、ほとんどが北米からの参加者だったかと思います。ガイドの方は流暢な英語を話されていました。サンティアゴやイースター島でもそうなのですが、英語よりもスペイン語の方がよく通じますので、流暢な英語を話してもらえるととてもありがたいです。

まずは、ハンガロアから東側にある、「アフ・ハンガ・テエ | Ahu Hanga Tee (Afu Vaihu) 」へ。

昔の家の跡。四角い石に穴が空いていますが、そこに木を刺して家を作っていたようです。写真の奥に見えるのが倒れている8体のモアイ。

一度も立てられることのないまま忘れられてしまったモアイ像。

部族間の争いで倒されてしまった8体のモアイ像「アフ・ハンガ・テエ | Ahu Hanga Tee (Afu Vaihu) 」


「アフ | Afu」とは、モアイ像の台座のこと。このアフには、たまにモアイ像をリサイクルして作られているそうなのですが、このアフ・ハンガ・テエ | Ahu Hanga Tee (Afu Vaihu) 」にもリサイクルされたモアイ像を確認することができます。
*モアイ像は「火山性凝灰岩 | volcanic turfs」を使用しており少し緑っぽい色をしています。台座に使用されている他の石と色が違うのですぐに見つけることができます。

次は、さらに海岸沿いを北上し「アフ・トンガリキ | Afu Tongariki」へ。

来日したことのあるモアイ像。

「アフ・トンガリキ | Afu Tongariki」は、津波で遠くまで流されてしまったモアイ像を日本のクレーン会社が修復、復元したそうです。その貢献を記すパネルが(壊れてはいましたが)展示されています。

15体ものモアイ像が海岸沿いに並んでいます。モアイ像は年代を経るたびに大きくなっていったそうですが、ここにあるものはおそらく後期に作られたもののようで、かなり大きくて迫力満点。
モアイ像のプカオ(帽子に見えるけど髪の毛らしい)に留まる鳥。

とにかく「アフ・トンガリキ | Afu Tongariki」に見とれていたのですが、ここでの時間はたったの15分。。心と実際のシャッターにこの光景をできるだけ撮して、後ろ髪を引かれる思いで去ります。

その後車で少しだけ進んだところに、「アフ・トンガリキ | Afu Tongariki」からも臨むことができたモアイ製作工場である「ラノ・ララク | Rano Raraku」を訪れます。

「ラノ・ララク | Rano Raraku」とは、モアイ製作工場で、今もたくさんのモアイ像が取り残されたままとなっています。その数なんと400体近くもあるそう。

後期に作られたモアイは、巨大化し、顔の作りは緻密になっていくそう。確かにここのモアイ像はハンサムなお顔が多い。

本当にたくさんのモアイ像が忘れ去られたように放置されています。

山の頂上付近で切り出されたモアイは、山の真ん中あたりまで下ろされ、元々開けてあった穴にたててから、背中を掘っていたそうです。モアイ像に使われている「火山性凝灰岩 | volcanic turfs」は、軽いため彫刻作業自体はそこまで難しい作業ではなかったそうですが、そのデリケートな素材ゆえに、定位置まで運ぶ作業が最も難しかったとガイドの方がおっしゃっていました。運ぶ過程で壊れてしまったモアイ像がたくさん確認できるとのこと。

ラノ・ララクに入る前に「火山性凝灰岩 | volcanic turfs」を触らせてもらったのですが、確かにかなり軽い素材でした。


先ほど訪れた「アフ・トンガリキ | Afu Tongariki」が下の方に見えます。

正座をするモアイ像。非常に珍しいそうです。

少し登ったところからカルデラを見ることができます。オレンジ色の土と緑の対比が美しい。
山の中腹に見える茶色の点々はつくりかけのモアイ像です。

その後ここでお昼を食べます。久しぶりにまともな昼ごはんを食べたな。。生野菜も高いし、あまり新鮮に見えなかったのでイースター島についてから全く食べていませんでした。普通に美味しかったです。

こんな感じのところで、別のツアーに参加している人も同じくらいの時間に昼食を取っていました。トイレ休憩&少しお土産ショッピングも済ませて次の行程へ。


 大きなモアイ像がある「テ・ピト・クラ | Te Pito Kura」
鶏小屋(チキンハウス)の跡。昼間は放し飼いにされていて、夜になると、この鶏小屋に入れて泥棒から守っていたとのこと。

「テ・ピト・クラ | Te Pito Kura」。イースター島で、アフに乗っているものの中で一番大きなモアイ像だったようですが、これも倒されたままになっています。

「テ・ピト・オ・テ・ヘヌア」とは、地球のへそという意味で、この上に方位磁針を置くと回転し続けてしまうらしい。今は、周囲に石が積まれて実際に触ることはできません。

 最後は、イースター島北部に位置する「アナケナ | Anakena」。
イースター島は海に囲まれていますが、ビーチは少ないようです。なんでも、イースター島に最初にたどり着いた人が、ここから上陸したらしい。

犬もいないし、ヤシの木があったりで突然「ザ・南国」トロピカルな雰囲気に。ここで、泳ぎたい人は泳いでもよいし、カフェでのんびりしても良いし自由時間があります。

泳いでいる人もいましたが、私たちは、散策しがてらゆっくりモアイ像を観察したり、犬のいない屋外でのんびりしたビーチを満喫しました。

ビーチの奥に「アフ・ナウナウ | Afu Naunau」があります。長らく砂に埋まっていたので、保存状態がとても良いらしく、ガイドさんが「ここのモアイ像を一番ハンサムという人が多い」とおっしゃっていました。

逆光で写真では見づらいのですが、確かに顔が丹精でとてもスマートな作りでした。プカオも綺麗に残っています。

後ろから見たところ。台座に古いモアイ像がリサイクルされています。ちょうど顔がわかるようにリサイクルされているのが面白い。


 「アフ・ナウナウ | Afu Naunau」の近くに設置されているこのモアイ像は「アフ
・アトゥレ・フキ」と言って、スウェーデン人探検家が数あるモアイ像運搬説の中で、自分の説を証明するために10数名で実際に運んできたものらしいです。

さて、このビーチを出た後は、まっすぐハンガロアまで帰ります。到着は16:30頃。

▼ツアーのまとめ
私たちは、VELTRAという現地発着のツアーを掲載しているウェブサイトで予約しました。

モアイ像の来し方を訪ねる!イースター島 アナケナアイランド1日ツアー<英語ガイド/イースター島発>USD 125
http://www.veltra.com/jp/latin_america/chile/a/114286

実際の催行会社は、「Gray Line Chile」となっていますが、前日にツアー会社の方が確認書を私たちのバンガローに持ってきてくれたのですがそれによると「Aku Aku Tourismo」という会社が運営しているツアーのようです。

その会社のリーフレットによると、同じツアーがUSD 60となっている。。
実際にAku Aku Tourisomoのウェブサイトを見てみると値段が書かれていないようなので時間に余裕がある方は直接問い合わせてみると良いかもしれません。

Aku Aku Tourismo
http://akuakuturismo.cl/en/

ちなみに、「Viator」という英語圏でメジャーな現地発着のツアー会社を掲載しているウェブサイトも「VELTRA」と同様にUSD 125のようでした。

Easter Island Full-Day Tour: Ahu Tongariki, Rano Raraku and Anakena Beach
https://www.viator.com/tours/Easter-Island/Easter-Island-Full-Day-Tour-Ahu-Tongariki-Rano-Raraku-and-Anakena-Beach/d306-6315IPCANA

車があればもっと安くたくさんのモアイ像を見ることができると思いますが、結果的に私たちはこのツアーに参加してとてもよかったと思っています。ガイドがなければ知ることができない歴史など重要な情報をたくさん教えてくれました。だって、見たモアイ像のほとんどが倒れていたり、昔の家や鶏小屋なんてパッと見ただの石の集合体にしか見えないもの。。ただ、ツアーなので、各場所に割かれる時間は短いです。

ですので、これからイースター島を訪れる方には、一度はツアーに参加して、気になるところや回りきれなかったところについては自分たちで見に行かれることをお勧めします。

この日は、昨日のカレーと山盛りご飯で「ラノ・ララク・カレー」をつくり、23:00には就寝しました。


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